AI時代の読書活用例 忘れる読書

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AI活用したい。でも、リスクが怖い。

40代サラリーマンにとって、生成AIの波は“知っておかないとまずい”と感じる一方で、「実際にどう使えばいいのか」「情報漏洩が怖い」といった不安も大きい。私自身も、売上データの分析にChatGPTを使えないかと考えたものの、情報管理の壁に直面した。会社のデータを外部に持ち出すことには、法的にも倫理的にも慎重にならざるを得ないと痛感した。

そんなとき思い出した「読書のフック」

ふと頭に浮かんだのが、以前Audibleで聴いた落合陽一さんの『忘れる読書』だった。「全部覚えなくていい。読書とは、思考のフックを増やす行為だ」という言葉が、まさに自分の中で動き始めた。内容はうろ覚えだったが、“コーパイロット”という聞き慣れないAIツールが紹介されていた記憶が蘇った。それが今回の行動を導いてくれた。

会社のPCで発見、CopilotというAI

MicrosoftのExcelに組み込まれている「Copilot(コパイロット)」は、会社のPCにすでに“いた”。Excelデータを要約したり、グラフを提案してくれたり、まさにChatGPTのような感覚で使えるツールだ。社内のデータを社内で処理できるため、セキュリティ面でも安心感がある。40代の私でも、これなら自然にAIに触れていけそうだと感じた。

大切なのは「正しく使う」姿勢

若手のように飛びつくのではなく、まずは仕組みを理解し、使い方のルールを確認する。許可を得て、安全に運用すること。Copilotを使う前に情報システム部門に相談したのは、そのためだ。AIの活用は、仕事術の一部であり、同時に“組織の一員”としての責任ある行動が求められる。これは、40代という立場だからこそできることだとも思った。

AIを使う力=問いを立てる力

結局、AIに必要なのは“使いこなし”ではなく、“どう問いを立てるか”だと実感している。読書で得たフックが、今この状況で生きている。40代だからこそ、読んできた本、経験してきた課題、そのすべてがAI活用のヒントになる。これからも本を読み、試し、振り返りながら、AIという新しい時代のパートナーと付き合っていきたいと思う。

読者の皆さんへ

「AIは若い人のもの」と思っていませんか?
40代だからこそ、“読んできたものを活かせる”AIとの付き合い方があります。
あなたの読書と経験が、思考の武器になります。

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自分らしく、あなたらしく、いつでもエンタープライズ号で出発!

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